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‐外壁防水塗装の工法と防水塗装のメリット・デメリット‐


外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、建物に防水機能を持たせる役割も持っています。
しかし、一定期間を過ぎると塗膜の防水機能が切れ、雨水が浸入しやすくなります。

防水塗装は防水機能が高い塗料のことを指し、防水塗装を行うことで建物に高い防水性を持たせることができます。
しかし、防水塗装は向かない外壁材もあり、適した工法で行う必要がありますので注意が必要です。

ここでは、外壁防水塗装の工法、メリット、デメリット、外壁の防水機能を保つためのポイントをご紹介します。

外壁の防水機能は永続しない

新築の住宅の外壁にはもともと防水機能が備えられていますが、その効果は一定期間を過ぎると失われてしまいます。

一般的に新築してから5~10年経過したら外壁の防水塗装を行うと安心です。

外壁に塗られている塗料は、紫外線や風雨により日々劣化していき、やがて外壁の防水機能も切れてしまいます。

劣化した塗膜は雨水を弾く効果がありませんので、定期的に塗り替えを行い、建物を塗膜で保護する必要があります。

外壁防水塗装の工法

外壁防水塗装は基本的に弾性塗料の塗装で行います。
弾性塗装には3つの工法があり、外壁の種類や状態に応じて使い分けます。

単層弾性塗装

単層弾性塗装は一般住宅向けの工法です。
下塗り材を塗った上に弾性塗料を2回塗りして、計3回塗りで仕上げます。

工程も多くないため、比較的安価に施工が可能です。

複層弾性塗装

複層弾性塗装はビルなどの大型の建物向けの工法です。
5回塗りでしっかりと厚みを出す方法で、屋上やベランダなどで行われます。

下塗りのあと弾性塗料を2回塗りし、さらに上から上塗り材を2回塗りして仕上げます。

複層弾性塗装は厚い塗膜をつくるため、外壁に高い防水機能を与えられます。
一方で作業工程が多く、中塗りと上塗りで異なる塗料を塗るため、コストがかかる点がデメリットです。

微弾性塗料塗装

微弾性塗料塗装は一般住宅向けの工法です。

微弾性フィラーという下塗り材を使用し、その上から通常の塗料を塗装しますので、塗料のグレードや機能性、色などを自由に選べます。
一方で、伸び率が弾性塗料に比べて少ないため、防水性がやや劣ります。

下地処理した外壁に微弾性フィラーを下塗り材として塗装し、その上から上塗り材を2回塗りして計3回塗りで仕上げます。

外壁の防水塗装のメリット

外壁材の劣化を防ぐ

外壁塗装の防水機能が切れると外壁材が水分を吸収しやすくなります。
外壁材が水分を吸って膨張、乾燥して収縮を繰り返すと、外壁材が劣化します。

防水塗装を行うことで外壁材の水分の吸収を防ぎ、劣化を妨げる効果が期待できます。

ひび割れからの雨水の浸入を防ぐ

防水塗装ではゴムのような弾力を持った塗膜を持つ弾性塗料を使用します。
外壁材に小さなひび割れが発生しても塗膜が伸びるため、塗膜の割れを防ぎ、雨水の浸入を防ぎます。

雨漏りによる建物のダメージを防ぐ

外壁塗装のひび割れから雨水が浸入すると外壁材だけでなく、建物内部の腐食を起こす恐れがあります。

建物内部の木材が腐食してしまうと大規模な修繕工事が必要になる場合もあり、その場合費用も大きくなります。

防水塗装で雨水の浸入を防いでおけば、建物そのもののダメージを防げます。

外壁の防水塗装のデメリット

大きなひび割れには対応できない

1mm以上の大きなひび割れがある場合、外壁塗装だけでは対応できません。
あらかじめひび割れの補修を行ってから弾性塗料で外壁塗装を行うことになります。

ひびは大きさによって深刻度が変わってきます。
業者にひびの状態を見てもらい、適切に補修することが大切です。

窯業系サイディングには向かない

現在の日本の住宅のおよそ8割を占める窯業系サイディング外壁は弾性塗料による防水塗装は向かないとされています。

窯業系サイディングは蓄熱性が高く、熱によって弾性塗料の塗膜が収縮し、塗膜に膨れや剥がれが起こる可能性があります。
また、外壁塗装の劣化によりサイディングボードが水分を含んでいる場合にも塗膜の膨れや剥がれを引き起こしやすくなります。

窯業系サイディングに弾性塗料で防水塗装を行いたい場合は、サイディングに反りがなく、これまでに水分を吸収した痕跡がないか、既存塗膜に剥がれや膨れが発生していないかをチェックしたうえで、外壁塗装業者と十分相談して決めるようにしましょう。

サイディング外壁に高い防水性を持たせたい場合はフッ素塗料がおすすめです。
フッ素塗料は耐水性が高いだけでなく高い対候性で長期間塗膜の防水機能を保ちます。
また、定期的にコーキングの打ち替えリフォームを行っておくと、外壁からの雨水の浸入を防ぐ効果が期待できます。

外壁の防水性を保つためのポイント

外壁塗装は年月とともに劣化していきます。
外壁の防水機能を保つためには、定期的なメンテナンスと自己チェックが不可欠です。

定期的に外壁塗装を行う

外壁塗装は工法や塗料の種類によりますが、目安として10~15年に1回は塗り替えを考えておくと良いでしょう。

外壁塗装は費用がかかりますが、建物を長く保つためにも重要ですのでしっかりと行っておくことが大切です。

塗料の選び方で外壁塗装の間隔をある程度調節できますので、外壁塗装業者と相談して決めるのがおすすめです。

外壁の状態をチェックする

外壁塗装は耐用年数を迎えていなくても劣化する場合があります。
定期的に外壁をチェックして劣化症状が現れていないか見ておくと安心です。

外壁を触ってみて手に粉がついてきた場合、チョーキング現象と言って外壁塗装の防水機能が切れているサインとなります。

また、塗膜の剥がれや外壁に0.3mm以上のひび割れが出来ている場合は早急に外壁塗装業者に現地調査を依頼しましょう。

定期的な外壁防水塗装で建物を長く快適に保つ

住宅を長く健康な状態に保つためには、定期的に外壁防水塗装を行い、ひび割れなどの細かい劣化をメンテナンスしていく必要があります。

小さなひび割れでも放置していると外壁材だけでなく建物の内部にまで劣化が広がり耐久性に影響を及ぼす可能性もあります。
耐久性が落ちると自然災害などで大きな影響を受ける可能性も高くなりますので、定期的な工事を行っておき、建物を健康に保つことが大切です。

外壁材や建物の状態に合った外壁塗装は、外壁塗装業者に提案してもらいながら決めるのがおすすめです。

広島県の外壁塗装・屋根塗装は株式会社 福成にご相談下さい。


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