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外壁塗装には樹脂以外にも種類がある!塗料の水性・油性・艶とは?


外壁塗装をする際にはまず、塗料選びをしますが、塗料の種類はアクリル、シリコンといった主材に加えて、水性や油性、艶などの種類に分かれることをご存知でしょうか。

 

これらを知っているだけでさらに耐久性の高い外壁塗装をすることができます。

そこで、外壁塗料の樹脂以外の種類について解説します。

 

外壁塗料には水性塗料と油性(溶剤)塗料がある

マジックペンに水性ペンと油性ペンがあるのと同様に、外壁塗料には水性と油性が存在します。

水性塗料は「水」で薄めて使用し、油性塗料は「有機溶剤(シンナー)」で薄めて使用します。

 

それぞれメリットとデメリットがあり、適切に選ぶことが大切です。

 

水性塗料

VOC(揮発性有機化合物)削減の理念と環境に良い塗料の開発により登場したのが水性塗料です。

 

水性塗料はシンナーを使用しないため、外壁塗装の際に臭いが少なく近所迷惑になりにくいというメリットがあります。
一方で油性塗料よりも若干寿命が短く、塗装出来ない下地もあります。

 

油性塗料

油性塗料は溶剤(シンナー)で薄める塗料で、「溶剤(強溶剤)」と「弱溶剤」の2種類の溶剤があります。

強溶剤には「アクリルシンナー」「ラッカーシンナー」「ウレタンシンナー」「エポキシシンナー」などが存在します。

 

VOC削減の観点から溶剤塗料を進化させたのが弱溶剤塗料で、塗料専用として開発された人体への影響が少ないシンナーを使って薄める塗料です。

 

水性塗料と油性塗料の耐久性

塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など使用する樹脂によってグレードがあり、それぞれに水性塗料と油性塗料があります。

 

「塗料の耐用年数」
・アクリル:水性塗料1年〜3年程度、油性塗料3~5年程度
・ウレタン:水性塗料3~10年程度、油性塗料8~10年程度
・シリコン:水性塗料5~13年、油性塗料10~15年程度
・フッ素:水性塗料8~15年程度、油性塗料15~20年程度

 

ただ、最近では水性塗料でも耐久性の高い塗料が登場していますので、水性塗料だから寿命が短いとは言い切れません。
塗料のカタログをチェックしたり、業者にアドバイスをもらうと良いでしょう。

 

塗料の1液型・2液型とは

水性・油性に加えて塗料には1液型と2液型があります。

 

水性1液型塗料…塗料(主剤)+水道水
水性2液型塗料…塗料(主剤)+水道水+硬化剤

 

油性1液型塗料…塗料(主剤)+溶剤(シンナー)
油性2液型塗料…塗料(主剤)+溶剤(シンナー)+硬化剤

 

2液型塗料

2液型塗料は塗料(主剤)と硬化剤が別々になっており、塗装の直前に混ぜて使用するタイプです。

 

使用する塗料の分量に応じて硬化剤を混ぜる必要があるため、混ぜる手間がかかるだけでなく、混ぜた塗料は使い切る必要があるため量に注意して混ぜなければなりません。

 

しかし、塗装直前に硬化反応を引き出すことで、強固な塗膜を作ることができるほか、塗装できる素材が多くあるというメリットがあります。

 

1液型塗料

既に硬化剤を混ぜた状態で販売されているのが1液型塗料です。

 

現場で硬化剤を混ぜる必要がないため手間がかからないだけでなく、使い切りの必要がなく余った塗料はそのまま保管できるというメリットがあります。

 

硬化剤を量る必要がないため、施工品質を安定させることが可能です。

 

塗料の艶は5種類ある

外壁塗料は色だけでなく、艶も選ぶことができます。
艶には5段階あり、それぞれ雰囲気が異なることはもちろん、耐用年数や汚れにくさなどの機能面が異なります。

 

外壁塗料の艶の種類

艶は艶がある方から
①艶あり
②7分艶
③5分艶
④3分艶
⑤艶なし(艶消し)
となっています。

 

艶は外壁に60度の角度から光を当て、反射した光を測定した値を示しています。
例えば「艶あり」塗料は光の反射率が70%以上の塗料を指し、「艶なし」は反射率5%以下の塗料を指します。

 

艶ありは耐用年数が高くなる傾向

一般的に艶あり塗料は艶なし塗料に比べて汚れが付きにくく耐用年数が高いとされています。

表面が滑らかなため、汚れが付きにくく、その分寿命が長くなる傾向があります。

 

艶あり塗料は新築のような光沢を得られ、耐用年数が長いというメリットがありますが、一方で外壁によっては安っぽく見えてしまったり、ツヤツヤの状態を楽しめるのは数年程度、という点がデメリットです。

 

艶なしは高級感を引き出せる

艶なし塗料はマットな落ち着いた風合いで高級感のある仕上がりになるため、和風建築など、モダンな住宅で特に人気があります。

 

艶あり塗料に比べて塗料の種類が少ないほか、艶ありに比べて耐用年数が低いとされていますが、最近では艶を抑えながらも耐用年数の長い塗料も登場しています。

 

艶なし塗料は艶あり塗料にフラットベースという艶消し剤を混ぜて好みの光沢感にすることも可能ですが、耐久性や施工性の面であまりおすすめできません。

 

できるだけ塗料メーカーで艶を調整して販売されている塗料から選ぶようにしましょう。

 

塗料は予算と目的に応じて選ぶ

塗料は主材の種類に加えて上でご紹介した種類にさらに分けられますので、塗料選びでますます迷われてしまうかもしれません。

 

塗料を選ぶ際には、まず予算、色と仕上がりの艶を決め、機能性をプラスするか、どれくらいの耐用年数の塗料にするか、といった順で選んでいくと良いでしょう。

 

予算

外壁塗装は施工単価の他に足場代等がかかります。
どれくらいの予算で塗装を行いたいか具体的に決めておきましょう。

 

色・艶

外壁の希望の色を決めます。
また、どれくらいの艶にするか決めましょう。

 

機能面

防汚性、遮熱効果、断熱効果など、欲しい機能を検討します。
機能面は住宅が立地する周辺環境などにより、必要なものが異なります。
周辺環境に合わせて機能を選ぶことも大切です。

 

耐用年数

どれくらいの周期で外壁塗装をするかを想定して耐用年数に応じた外壁塗料を選びます。

 

外壁塗料選びはグレード以外にも注目すると上手く行く

外壁塗料はアクリルやシリコンといった塗料の主材によるグレードのみで選びがちですが、同じシリコン塗料でも水性、油性、艶などさまざまな種類に分かれます。

 

これらは外壁塗装の耐用年数にも影響していきますので、塗料のグレードと併せて選んでいくとより耐久性の高い外壁塗装をすることができます。

 

塗料選びの際は外壁塗装業者と相談してアドバイスをもらいながら適切なものを選ぶと安心です。

 

広島県の外壁塗装・屋根塗装は株式会社 福成にご相談下さい。


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